禁煙外来について

喫煙は、がんや循環器疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を含む呼吸器疾患、糖尿病、歯周病など、さまざまな生活習慣病のリスクになります。たばこの煙に含まれる化学物質は7,000種類以上と言われ、周りの人にも悪影響を及ぼします。「受動喫煙」によって、虚血性心疾患や肺がんのリスクが高まることがわかっています。妊娠中の女性の喫煙・受動喫煙は、早産や死産、低出生体重児などの誘因にもなります。
また、授乳中の女性がたばこの煙を吸うと、母乳中にニコチンが混じり、乳児がニコチンを取り入れることにもつながります。
平成18(2006)年4月から禁煙治療に健康保険が適用されるようになりました。
施設基準を満たした保険医療機関で、患者基準を満たした患者さんは、初回から12週間にわたり計5回、「ニコチン依存症管理料」として禁煙治療に保険が適用されます。

「患者基準を満たす」とは、次の3項目全てに該当する場合です。

1.

ニコチン依存症に係るスクリーニングテストでニコチン依存症と診断された方(10点中5点以上)

2.

35歳以上の者については、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が、200以上である方

3.

ただちに禁煙することを希望している方であって、「禁煙治療のための評価手順書」に則った禁煙治療に
ついて説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意された方

ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト

5項目以上当てはまる場合、ニコチン依存症と
診断されます。

【質問項目】

1.

自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまう事がありましたか

2.

禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか

3.

禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか

4.

禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、
食欲または体重増加)

5.

上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか

6.

重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか

7.

タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか

8.

タバコのために自分に精神問題(※1)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか

9.

自分はタバコに依存していると感じることがありましたか

10.

タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか

  • 1:禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、
    不安や抑うつなどの症状が出現している状態

当院は、禁煙外来を実施する施設基準を満たした医療機関として届け出をしています。上記に当てはまるかどうかも受診された際に
判断いたしますので、禁煙したい方はお気軽にご相談ください。